文句を言ってる人は真剣じゃないという意見を嫌悪
TCGでも禁止制限や、さすがに悪徳な売り方のメーカーなど、カードゲームの世界を利用する我々にとって、問題と感じた部分については議論したり苦情を言ったりしていった方がいいと私は思います。
TCG以外でも、例えば消費税が高いとか、自然を壊すなとか、その人がそう思ったなら表に出していけばいいと思います。勉強足らずでのアウトプットは意味が無いと言われますが、それでも意見無しの人よりよっぽどマシだと思いますし、ディスカッションから学ぶという道もあるんじゃないかなと思います。
しかし・・。
最近色んな場所でよく見かけるようになった
「本当に努力している人は文句なんか言わないはず、だから文句を言ってる人は努力してない人。ダメな人」
これが流行してるのは怖すぎます( ノД`)
これは完全な負け組の発想です
すごい人はきっとこうに違いない、うんそうだ、すごい人は生まれたときから完璧だからすごいんだ。すごい人には欠点がないんだ。
この発想の人は一発アウトで、今すぐ考え方を改めないとやばいです。
(世の中勝ち組負け組なんてない、というのはおかしいです。私には劣等感がありませんという方が言うなら信じますが、たいていは劣等感を持っているでしょう。自己評価で負けていると思ったらもう負け組、勝ちたかったら勉強すること。常識です。向上心を持っている人を批判するときに使われる「世の中勝ち負けじゃない」には、嫉妬と焦りが見て取れます。)
すごい人=完璧な人間
オバマ大統領の演説などが有名ですが、偉人たちは自分を完璧に見せるような工夫をしています。しかし実際に完璧なわけではありません。誰だってミスはするし、サボって遊びます。言い訳もしますし、信念を曲げます。
成功体験がない人は、成功者=完璧な人間、という思考回路になりがちです。
改めて確認
「本当に努力している人は文句なんか言わないはず、だから文句を言ってる人は努力してない人。ダメな人」
今この文を読めば、そんなことないと思いますよね。
「文句」はレッテル貼りです。これではまるで「バカ」だの「つまらない」などの非生産的な書き込みであるかのように伝わります。非生産的なコメントに価値がないというのは常識ですが、生産的で真面目な意見に対して、「文句を言う人は」という導入ではじめる人は本当にくだらない。
棚上げ
ダルビッシュ有さんの名言で「頭使って練習しないと練習は平気で嘘をつくよ」というのがあります。でも練習すらしないともっとダメです。当たり前ですが。
人が努力している姿、人が表で発言している姿を見て、「あなたはこう、本当にすごい人はそんなことしない」というのはあまりにもひどい。言っている本人はこの世で一番何もしてないのに。
記事作成者 SOH