【遊戯王だけ考察する世界】田舎デュエリストブログ

田舎デュエリストたちよ、立ち上がれ。

【あなたは大丈夫?】イキリオタクってどういう人?どういう意味?

 

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昨今流行しているイキリオタクさん

 

イキリオタクとは、イキってるオタクのことで

 

キリトかなーやっぱりww
自分は思わないんだけど周りにキリトに似てるってよく言われるwww
こないだDQNに絡まれた時も気が付いたら意識無くて周りに人が血だらけで倒れてたしなwww
ちなみに彼女もアスナに似てる(聞いてないw

 

こういう人です

 

「血だらけで倒れてたらしいな」の部分が真実である可能性が限りなくゼロに近いため、この人が嘘つきであることがわかります。さらにこの人は、こんな内容なのに、この分を見た自分以外の人間が、自分のことを高く評価するだろうと思っていることもわかります。

 

この言葉、筆者の解釈は

「自分の能力・容姿・現状に目を背けているうちに、自己評価が客観的評価からかけ離れてしまった人」

にしています

意味が似ている言葉は「意識高い系」です。

 

「オタク」の定義づけは難しいです。本記事では「アニメやゲームが好きな人」にします。

 

 

【普通のオタクとイキリオタクの違い】

 

 

 オタクとイキリオタクは違います。

①100%オタクな人

 オタクにはオタク同志のコミュニティがあります。これはコアなオタクの方が存在できる場所です。毎日のようにアニメ・ゲームで遊んでいる人。基本的にここにいる方は完全なオタクです。

②オタクっぽい趣味がある程度の人

 生活の一部に少しだけアニメやゲームが取り入れられているというケース。こちらの方はまずオタクに該当するのか怪しいです。アンケートをとれば、「オタクではない一般的な人」という評価を受けるかもしれません。

 

ーイキリとは何のことかー

ネットスラングであるイキリオタクという言葉。最初の例では「嘘つき」がイキっている部分になります。イキリにはほかにも、

「無知なのに批判したがり」「2chの書き込みとかまとめサイトとかすぐ信じて、よそで言いふらしちゃう」

筆者の昔の友人がここに該当すると思います。

数年前に「STAP細胞」の論文を提出した研究者がデータをコピーしたという不正行為によって失格する事件がありました。この筆者を含めた庶民にはわかりづらいような事件を当時はなぜかニュースで大きく取り上げられました。このときの筆者の立場は「失敗したんだ、へー、いつものニュースと変わらないなー」くらいだったのですが、筆者の友人はそのとき「最低」「嘘の論文はありえない」などと研究者を批判していました。またその研究者の顔写真に悪質なイタズラをした画像を見て笑っていたりもしてました。

 筆者的には違和感しかなかったのでその友人にこう言ってみました。「人助けに使う細胞の研究をしてる人がたった一回失敗しただけでそんなにも批判されるのは不自然だと思わない?」

すると友人は「こいつは科学者として一番やってはいけないことをした」

と言いました。

 ちなみにその友人は当時高校二年生で、もちろん研究もしたことがないし、研究の道へ続く学校にも通っていません。筆者の推測ではこの友人の言葉はネットで見たものだと思います。

 まともではないように見えますが、意外と仕組みはわかりやすく。まだまだ若くて無知である自分の本当の姿が自分では見ることができず、自分をいつも過大評価しているため、細胞の研究者という自分とは別世界に住んでいるような人でも批判することができてしまうのです。

 

「自分は努力しない、必死な人を見下す」

 このタイプは典型的なイキリオタクと言えます。「勉強とかいくらやったって社会で使わないからな」これも筆者の友人が言っていた言葉です。もうそのとき彼はすでに21歳でした(筆者と同い年)。アニメを見てパチンコばかりやっている彼の言葉は誰の心にも響きません。

 もうひとり。彼もアニメとカードゲームが好きで、毎日のように遊び、将来に繋がることには関心のない人でした。彼は人の批判が大好きで「(SNSに上げられた友達の投稿を見て)キャンプ来たとか知らねーよな、目障りだから書かないでほしい」や「(ゲームの大会で優勝した人について筆者が褒めていると)この人最後ルール間違えてたからね(笑)」などと毎日のように言っています。

さてこのふたりはなぜこのように他者を見下してしまうのかというと、

「現在の自分の本当の姿に薄々気づいているから」です。

 努力をしてこなかったのは自分、しかしいざここまで来てみると劣等感で押しつぶされそうになる。しょうがないから、チャレンジしている人=みんな無駄な努力を続けている、という解釈にしてしまえば、自分の努力してこなかった人生も、それらと同等に扱うことができるだろう、と。しかしこのイキリオタクは悲しいイキリオタクです。笑えるレベルを超えているのでネタにされることは少ないです。

 

 

他にもイキリオタク要素はまだまだあります。

 

 

さて

①コアなオタクの方

②オタクっぽい趣味がある程度の方

 

 

 ②の方はまさに「オタクっぽい趣味がある程度」です。例えば家に家族でやるためのマリオがあるとか、休みの日はジブリ作品を観ているなど、これらは明らかに一般人ですが、ここの延長線上に、「ファイナルファンタジーを数本クリアしている」とか「色んなテレビアニメを見ている」などがあると筆者は考えています。昔の日本では、大人がゲームやアニメにうつつを抜かすこと自体否定されていたのかもしれません。しかし最近では、ここから先がオタクという線はわかりませんが、大人でゲーム・アニメなどの趣味があってもそこまでのバッシングを受けることは減っていると筆者は感じます。したがってこの②に該当する方はオタクのイメージから遠いため

例えば

②に該当する人が「東大出てたって社会出て役に立たない人いっぱいいるよね」とか「ピアノはクラスの中心に入れない地味な人の趣味だよね」みたいな人の足をひっぱるようなキモイ発言をしても「イキリオタク」とは表現されず、「単なる痛い人」で終わります。

しかし①のコアなオタクの方が言うと、それはイキリオタクになります。名実ともにオタクであるため、イキった発言をしたオタク、イキリオタクです。

 

 

さて見えてきました、イキリオタクの正体。

筆者の解釈では「コアなオタクかつイキった発言をする人」となっています。

体系がヒョロヒョロだったり神がボサボサ、服がダサいなど、別にオタクではないけどイキリオタクにされてしまう人もいます。それらに気をつけていれば非オタクとして認識されるようになりますね。

 

<終わりに>ーイキリオタクと呼ばれないためにー

 

 オタクではない方はイキリオタクではありませんが、イキった発言・行動は周りに良い印象を与えません。気を付けましょう。

 そしてオタクの方には、まず「イキリオタク」という言葉の裏に

「くそきったねえオタクが、一般人ぶってんじゃねえぞ」という意味が込められていることを知りましょう。一般人からの批判なのです。一般人で批判家ということはこの一般人はイキっています。

 つまりこれは実はイキった発言をする一般人VSイキった発言をするオタクがつぶし合っている状態なのです。すなわちオタクと一般人の代理戦争です。

 少数派を駆逐するため一般人たちが企てた陰謀計画だということです。

 もしあなたがイキった発言をしようと思うなら、戦争に行く覚悟が必要です。手ぶらではいけませんね。デュエルで決着ををつけましょう。デッキは10個くらい必要ですね、相手がどんなデッキで来ても勝てるように。事前に流行デッキも調べておきましょう。相手はミーハーな一般人、きっと優勝者のマネをしたコピーデッキに違いない。イキリオタクの、いやオタクの運命を・・・みんなの力にかかっている・・・!

 

 

記事作成者 SOH